敦賀止まりの新幹線 (2024.9.6)

先週末に滋賀と京都に行きました。春とは別の金融機関主催の旅行会です。運転資金や設備資金でいろいろお世話になっておりますので、講演会や懇親会、旅行会のお誘いには可能な限り参加させていただいております!
京都は今年2回目になりますが、やはり新幹線は便利です。富山から敦賀までわずか1時間。しかし敦賀から先は当分の間在来線になるので、乗り換えを含めて面倒ですね。かつての上越新幹線・越後湯沢駅乗り換え、みたいな感じです。大阪までつながるのは20~30年先とかで、それまで元気でいられるだろうか?という気になってしまいますね・・・。
最初に新幹線ができた東海道は、今も並行在来線としてJRが走っていますが、新幹線建設に地元負担があったとは聞いていません。なぜ地方の新幹線には地元に建設費の一部負担が押し付けられた上に、並行在来線が切り離されていくのでしょうか?資本の論理と言えばそれまでですが、納得できません。かつての「国鉄改革」で大量の自殺者を出し、ローカル線は切り捨てられ、東京などの大都市だけが栄えてゆくという現実。田舎の納税者は、もっと怒りの声を上げてもいいのではないでしょうか?
長崎の平和記念式典に思う (2024.8.9)
半世紀以上前になりますが、今日は米国によって長崎に2発目の原爆が投下された日です。
8月6日に引続き、原爆によって一瞬に消された人々、やけどなど瀕死の重傷を負って苦しみながら死んでいった人々、被爆直後から体調不良や偏見に苦しめられた人々、これらすべての犠牲者に想いをはせ、戦争を憎しみ、侵略を反省し、犠牲者に対して心から追悼の祈りをささげる日です。
しかしながら、先進国と呼ばれる国々の駐日大使らが記念式典への出席を拒み、侵略と虐殺の加害者であるイスラエルを擁護する姿勢には、憤りを禁じえません。事もあろうに米国の駐日大使が長崎市長を批判するとは、犯罪者が説教をするかの如くの異常を感じます。
残念ながら、これが国際政治の一面の真実なのでしょう。
第2次世界大戦では戦争を仕掛けた日独伊の指導者が断罪され、処刑されて一件落着しました。プーチンやネタニヤフら現代の侵略戦争の指導者も、いずれ断罪され、処刑されるべきだと思います。
が、なかなかそうもならないようで、国際政治の限界を悲しく思います。
過剰観光(over tourisum)を考える (2024.6.8)
地元金融機関の親睦旅行第二弾は西の京都。

東京と同様に一泊二日で、6月8日(土)と翌9日(日)の日程。旅程は、一日目が富山駅➡京都駅➡昼食➡嵐山観光➡松尾大社➡料亭で宴会➡ホテル泊。
二日目はホテル➡伏見稲荷大社➡八坂神社➡昼食➡京都グランド花月で吉本観劇➡京都駅➡富山駅。
当然に予測できるのですが、どこへ行っても外国人観光客が多いこと、多いこと。たまに報道などで聞いたりしますが、外国人観光客の中には行儀の悪い方もいるのでしょう、写真(天龍寺)のように鐘がつけないようになっていたり、賽銭箱が見えないようになっていたり、撮影禁止や立入り禁止の看板には、英語以外にも中国語や韓国語での注意書きがたくさんありました。
政府は旅行客の入れ込みに躍起のようですが、東京や京都以外にもSNS映えする地方の景勝地にまで大勢の外国人観光客が訪れ、行く先々で地元の方々と摩擦が起きているそうです。これからも簡単には解決できそうにないようと思うのですが、原因の一つは行き過ぎた「円安」だと思います。とりあえず1ドル100円、できれば80円くらいになれば、少しは落ち着くのではないでしょうか?日銀の異次元の金融緩和とか、完璧に失敗だった、という気がしてなりません。
鉄板!東京観光 (2024.5.19)
地元金融機関からのお誘いで親睦旅行に行ってきました!
期間は5月18日(土)-19日(日)の一泊二日。旅程は、一日目が富山駅➡東京駅➡皇居・二重橋見学➡ホテルで昼食➡靖国神社・遊就館➡豊洲・千客万来➡ホテル泊
二日目はホテル➡明治神宮➡聖徳記念絵画館➡昼食(両国でちゃんこ)➡葛飾柴又・帝釈天➡両国国技館にて大相撲観戦➡東京駅➡富山駅

見学先で行ったことのあるのは、柴又と帝釈天のみ。あとはまったく初めてのところばっかり。一人旅ならまず行かないところばかりでしたが、そこは団体旅行のいいところで、中型バスにベテランのガイドさんがついて、解説も多く歌も披露していただき、とてもいい経験でした!
ウチの家系では、戦争で死んだ親族が一人もいないため、靖国神社には縁がありません。よってこれまでに行ったことはありません。ただ遊就館は一度は見てみたいと思っていました。見て分かったのは、やはり過去の戦争に対する反省のような記述がないんですね。国のために死んでいった・・・だけでは限界でしょう。せめて、犠牲になった兵隊の8割は飢餓と病死による、という記述が欲しいところです。
明治神宮は外国人観光客が多くて驚きました。ざっと見て7割程度。また、結婚式も次々に行われており、さぞや費用がかかるものと思いきや、一般の式場で挙げるよりも割安(ガイドさん談)とのことでした。
柴又はバブルのころに一度デートに行ったことがある場所で、30年ぶりで訪れましたがあまり変わっておらず、あの頃を思い出しました(写真は駅前の寅さんとさくらの像)。とらやのモデルになったお店(高木屋)に入りましたが、寅さんが2階に上がる階段がありません。映画が終わって撤去されたのか、それとももともとセットだったのか、ご存じの方いませんか?
そもそも今回の旅行は、朝乃山を応援しようということで組まれた日程でしたが、肝心の朝乃山が休場で残念でした。それでもテレビでよく目にする力士が何人も出て、席は土俵から離れていましたが、迫力は十分感じられました。テレビ中継ではカットされる場面がどういうものかも、現地でよく見ることができて面白かったですね。
5年ぶりの海外 (2023.11.17)

コロナが収束して、久しぶりに海外旅行に行ってきた。
その話というよりも、旅行で気づいた変化について書いてみたい。
出国はお昼ごろなので、当日の移動は時間的にきつい、富山地鉄か新幹線に遅れがあるとすべてが無駄になる。そう考えて、前夜に成田で一泊。真面目に午後5時まで仕事をしてからの移動です。ホテルについたのは深夜でした。その理由は、富山駅で新幹線を待つ間に携帯電話と印刷したホテルと航空券の控えを忘れてしまったこと。ここで2時間の遅れ。東京駅で空港行のバスに乗ろうとしたところ、午後7時半が最終で、すでに出た後。またJRに戻って成田まで快速電車、その先タクシー。なんとかホテルに着いたところ、フロントにいたのは日本語が上手な外国人スタッフ。その前に発券機があり、自分の名前を入力してクレカを挿入すると領収証と入室用カードキーが出てくる仕組みでした。
帰国したのはお昼前で、この時間ならば東京駅行きのバスがあるだろうと乗り場へ移動。ちょうどバスがあったので乗ろうとすると、空港内で乗車券を買ってくださいと注意された。以前はバスを降りるときに現金を出してたのに。しかも料金は1,300円と300円上がってました。その声掛けをしてくれた方が外国人でしたし、乗車券購入の受付も外国人の方。みなさん難解な日本語を勉強してちゃんとお仕事されてました。介護や建設以外にも働く外国人の方がたくさんいるというのがよく分かった旅でした。
敗戦記念日に考える (2023.8.15)
今日は8月15日、78年前に日本がポツダム宣言を受け入れて敗北を宣言した日ですね。ただし、敗戦の日なのに「終戦」の日というのはどうでしょうか。負けは負け、それをただの「終わり」と考えては、どうして負けてしまったのか、負ける戦をなぜはじめたのか、その責任は誰に、どこにあったのかというところがうやむやにされてしまいます。
他の月とは違って、毎年8月は戦争についての報道がふえるのですが、決まって考え込んでしまうのは政府の無責任さ。空襲や動員で国民に苦しい思いをさせたのにその補償が全くない、赤紙で無理やり招集しておいて遠い戦地で倒れた兵士の遺骸は回収されることなくそのまま放置されたまま。米軍は必ず遺骨を収集して遺族のもとにとどけ続けているという報道を見て、この国の政府とは大違い、どうしてこうも違うのだろうと考えてしまう。
高度成長のころの公害被害者や福島原発事故での避難者のように、何の落ち度もないのに政府の無為無策のために、人生を破壊されてしまった人たちはまったく補償がないか、あったとしても雀の涙。ひとりの納税者として、もっというべきは言わなければ、と毎年思う今日の敗戦の日でした。
元官僚の古賀氏の講演に参加して (2023.8.11)
富山市内のグランテラスであった、政治経済アナリストの古賀茂明氏の講演に参加した。演題の『原発固執で滅びる日本』は、私の思いそのままである。定員60名の狭い会場のためか、はやめに到着して正解だった。講演内容に特に違和感はなかったが、ただひとつ「日本は3年以内に財政破綻する(と知り合いの官僚が言っている)」という話は、どうだろう。財政破綻を20年以上前から唱えている評論家は少なくないが、実のところ破綻はしていない。むしろプライマリーバランスにこだわり過ぎて、不況からなかなか抜け出せない、という意見のほうに私は同調したい。そこのところだけがちょっと残念な内容だった。それでも、原発についてはあの手この手で生き残り策が練られ、世論も福島の現実から目をそらしつつあるなかで、不要で危険極まる原発は即時全廃しかない!と考える次第です。
『税を考える週間』 (2019.11.4)

本日、改装後のファボーレにて『税を考える週間』のイベントが行われました。
今年の税理士会富山支部の役員改選で、広報部員となり、初の対外イベントに参加しました。税理士登録から5年目で、順繰りではありますが支部の役員になったというわけです。広報部は会報の編集作業が主な仕事になりますが、対外的なイベントの準備や運営も仕事になっています。正直なところ、普段ショッピングセンターに行くことはあまりないのですが、今日のファボーレ(富山市婦中町)や先月寄り道した高岡イオンなどは、どちらも改装直後ということもあり、車を停めるまでにもかなり時間がかかってしまうほどの混雑でビックリしました。中心市街地から買い物客がいなくなるのも致し方ないと思われるほどの盛況でした。
さて、本日のイベントは手品ショーあり、イータックスのマスコット人形の着ぐるみあり、税理士会富山支部の無料税務相談ありという内容で、午前10時から3時まで行われました。
なぜ格差は生まれるのか? (2018.9.15)
格差社会といわれて久しいです。
ちょうど『リーマンショックから10年』ということで、テレビなどでは特集が組まれています。もう、あれから10年なんですね、早い。
アメリカ合衆国と日本における格差の問題は、アメリカのほうが極端でしょう。日本ではかつて「1億総中流社会」とも呼ばれていた時期がありましたし、何となく中流という意識は、当時の多くの人たちの実感だったのだと思います。しかし昨今は、そうではなくなってしまいました。社会全体にゆとりがないというか、ハンドルでいう「あそび」の部分が随分小さくなった気がします。
いったいいつごろからでしょうか?私は小泉政権時代の頃からではないかと思います。
その要因は二つ。一つは、派遣労働が合法になったこと。派遣というのは、かつての口入業で、労賃をピンハネするということで、違法だったと思います。経済界の強い要請だったのでしょうが、要は人間をトヨタのカンバン方式に当てはめたわけで、「必要なときに必要なだけ使う」ことが違法でなくなりました。結果、派遣労働者は低賃金で固定され、景気の調整弁として簡単にカットできるようになりました。そのせいで結婚や子育てが難しくなり、少子化にも悪影響です。こんなことは、成熟した社会がやるべきことではありません。
もう一つは、消費税の創設や所得税における老年者控除の廃止、公的年金等控除額の縮小など高齢者・低所得者層への増税と、それと対照的な法人税率の縮小や金融所得税制の緩和など、企業・富裕層に対する減税です。これで、所得階層が極端に2分化され、固定化される事態となってしまったのだと思います。
こういったことのツケが、生活弱者のホームレス化、育児放棄、通り魔事件という形になって現れてくるのではないかと思います。
ということは、派遣労働を禁止して、税制もバブル時代の少し前に戻せば、格差も薄まり、財政問題もたちどころに解決!に向かうのではないでしょうか?少なくとも、今よりもマシな社会に近づくと思うのですが。
障害者の水増し雇用 (2018.8.29)
ここのところ、障害者を積極的に雇用してきたと思われていた官庁が、雇用者数をごまかしていたとかでニュースになってます。そして全官庁の中でも国税庁がワースト1との事。今年は、財務省天下りの佐川前国税庁長官(国会でウソの答弁をした人)の件もあったし、国税庁は災難続きですね。
でもこれでは、まじめに取り組んできた民間企業や罰則をとられた会社は、どこに怒りをぶつけていいのか分からないでしょう、ヒドい話だと思います。
で、私の関心は、障害者ではないのに障害者としてカウントされていた3000人以上の方は、「障害者控除」の対象に含まれていたのでしょうか?という点です。
おそらく年末調整の過程で「障害者控除」がついていたと思われます。みなさん仕事ができるわけなので、一般の27万円控除ではないかと思うのですが、障害者手帳がない「糖尿病」の方や「自己申告」の方などは、「障害者控除」適用外なので、過去5年間遡って年末調整のやり直しをやるんでしょうか?5年より以前のものは時効でしょうか?やり直しの分は当然住民税も追徴?特に国税庁で障害者にカウントされてた方は、どうなるんでしょうか?
純粋に学問的興味からのお話ですが、国会議員のどなたか、調べてもらえませんかね?
訪問の合間に (2018.4.11)

現在の顧問先は小松から黒部の間に約70件。訪問は原則3月ごとにさせていただいております。
理由は、毎月は不可能であること、3月を越えると疎遠になること、報酬との兼ね合いでちょうどいい間隔であること、などです。顧問先の方には、不慣れな職員が行くよりは税理士本人が赴いたほうが喜ばれますし、税務上のご質問や経営上の問題点、果ては愚痴など、よろず相談に対応しております。効率の問題なのですが、1日で数件まわるようにしています。この先私一人でまわれるのは百件ほどまでではないかと思っていますが、どこまでできるかはやってみないと分かりません。まだ、もう少しはやれそうな気がします。
そんな外回り=訪問日に天気が良かったりすると、時間調整をかねてちょっと寄り道もします。写真は富山市の呉羽山山頂から立山を眺めたものです。近くにいても、意外と行っていない場所は多いもの。暖かくなってきたことですし、ときどき休憩がてらに寄り道するのが楽しみです。
丸の内でお仕事 (2018.2.15)

富山市丸の内で一昨日と今日の二日、仕事でした。税務署が入ってる富山の合同庁舎ですが、4階に入るのは初めてでした。東に富山城があり眺めはまあまあですが、あいにくの天候で立山連峰は見えずじまいでした。
例年この時期は、税務支援ということであちこちの会場でお手伝い仕事があるのですが、今年はこの富山税務署4階のほかに、県民会館と富山商工会議所での応援業務となりました。自分の仕事もしながらなので、かなりハードですが、申告時期が変わらない限り、これからもこのスケジュールは変わらないので、インフルエンザにかからないように気をつけながら、ひとつひとつ仕事を進めていくのみです。確定申告が終われば、もうすぐ春です。
岡田准一が飲んだ店 (2017.7.10)
「この前、ウチの店に岡田准一が飲みに来てたんですよ。」と、居酒屋『結粋』のマスターが厨房から持って来てくれたのが、7月7日発売の雑誌フライデー。この雑誌、まだあったんだと思いつつ、ページをめくると確かにこの店を出た岡田准一らしき人物がフォーカスじゃなかった、フライデーされてる写真が載ってます。
聞けば、いま富山で撮影されてる映画の監督さんがしょっちゅう飲みに来ていて、この晩は奥の座敷を貸切にして、数人の俳優さんを交えて歓談されてたそうです。こういう写真を撮る人はパパラッチというんでしょうか、わざわざ富山まで追いかけて来て、じっと張り込んでいたんでしょうかね?お疲れ様でした。
さて、店内はカウンター6席に、奥の座敷は30人ほど入れるスペースがあるのですが、ネタは新鮮で料金設定も良心的なので、オススメです。ただ、この前までは、虫の混入事件で安く流通していた獺祭が、ここんとこまた手に入らなくなったとかで、日本酒好きの私には、ちょっと残念な話です。(場所は富山市今木町、マンテンホテルの南側一方通行の道を50m程進んだところ)
写真変更 (2017.5.12)
今度、新たにHPを作ることになり、HP用の写真を作りました。以前のものは、撮ってから日が経っていた為、早く取り直さなくてはと思いながらも、時間ばかりがたっておりました(反省・・)。やはり、プロの作る写真は違いますね、3割り増しくらいで、よく撮れていると思います。時間にして30分ほどでしたが、写真を撮ったあとに、デジタルデータを専用ソフトで加工していくさまは、だんだん自分の実像から遠ざかっていくような、ややこそばゆい感覚でした。どこうがどう変わったのかは、実物と比較してみてください。私は、「髪の毛をボリュームアップしてください。」と具体的にリクエストしたのですが、それは通りませんでした。
写真といえば、私は高校と大学で写真部におりました。当時は、フィルムを詰めたり、現像したり、引き伸ばし機で大きな写真を焼いたりと、結構面倒だったのを思えています。大学のときに先輩からもらった引き伸ばし機が実家の納屋に放置してあったのですが、もう十年以上前に燃えないごみの日に出してしまいました。本当に、もう使わなくなってしまっていましたから。今は写真を撮っても現像やら焼き増しやらしなくていいし、お金をかけずに何枚でも取れる時代ですね、ちょっと年寄りになったような気持ちです。
今年のCIC会場 (2017.2.20)

今年も恒例の確定申告の季節がやってきました。
当然、税理士(特に登録して間もない私のような新人)は各地の申告会場で応援に入るわけですが、インフォメーションにもあるとおり、今年は19日のCIC会場にはじまり、大山商工会で3回、富山商工会議所で1回の、合計5回の応援派遣です。日当はいただけるのですが、自分の仕事もあり、繁忙を極めます。特に、今年は一人暮らしの父が1月に入院、今月に入ってからの急変により亡くなってしまい、喪主となった私はてんてこ舞いでした。
さらに先週は、法人2件、個人2件の新規契約がありまして、感傷に浸るまもなく仕事に熱中できたことは不幸中の幸いだったように思えます。3年前の合格まで、受験勉強をしながらのアルバイト生活に比べれば、忙しいながらも充実した日々を送れていることに、まずは感謝です。
地元で租税教室 (2016.12.20)

今年の租税教室の担当は、7月に呉羽中学校、12月に新庄北小学校、来年1月に藤ノ木小学校です。
呉羽中学校は、かつて3年勤務した富山大原簿記学校のすぐ近くですが、入るのは初めて。行ってみてびっくりでしたが、富山大学時代の同級生が教頭先生になってました。後日、一杯やって、近況を語り合いました。
今回の新庄北小学校は、統合が相次ぐ中ではちょっと異例ですが、6年前に新庄小学校から分離してできた新設小学校です。私の地元校下ということもあり、校長先生や教頭先生のお顔が分かる学校でした。午前中の授業で約40分、税理士という仕事の紹介から始まって、税金と暮らし、税の歴史と仕組みなどを、自分なりに組み立ててお話しました。幸い反応も

よく、質問も活発で、あっという間に終わってしまいました。充実。
次の藤ノ木小学校は昨年に引き続いて2度目の担当です。実は、新庄北小学校より藤ノ木小学校のほうが近く、自宅から車で5分程度。これまでの授業の経験をもとに、毎回少しずつ内容を変えて取り組んでいるのですが、終わった後はいつも反省点が出てきます。あれが抜けたとか、ここが間延びしたとか・・・。
人前で話すのは嫌いではありませんが、聞いてもらえる対象が小学生や中学生だと、授業の進度や生徒の雰囲気を事前にお聞きして、対策を練るようにしています。最近の結びは、安田・浅野・大谷といった郷土の偉人の伝記を読みましょうというもの。そして、大きくなったら起業家になって、篤志家になってくださいね!というものです。反対に「納税は国民の義務」だとか、「国の累積債務が何兆円」という話は、しないようにしております。
酒税法改正について (2016.12.9)
最近の報道でご存知の方も多いと思いますが、酒税法が改正になるようですね。
具体的には、ビールや日本酒は安く、発泡酒やワインが高くなるというもの。方向性としては、賛成です。
酒税に限らず、税法は複雑怪奇です。長い長い歴史の中で少しずつ、少しずつですが、その時の状況に応じて法律は変わります。それが長い時間がたったあとで見てみると、当初の想定からは、相当はみ出してしまった姿かたちになってしまっている、というのは、特に法律の世界では多いのではないでしょうか?
ビールの本場ドイツでは、ビールの製造方法は法律で厳しく決められているそうですね。そんな本場の方々から見れば、いわゆる第3のビール=発泡酒は、とんでもないものに見えるのではないでしょうか?まさに「ビールもどき」、あるいは「ニセビール」。これは、ビールの原材料比率によって税額が異なっていたために、結果として起こってしまった珍事だと思います。ビールの原料は、麦芽とホップです。これにでんぷんや大豆を混ぜて作ったものが、発泡酒。発泡酒は酒類としては「雑酒」、つまりその他の雑多なアルコールです。本来は、こういったまがいものには高めの酒税を課すべきところ、正式なビールよりも安い税率を設定したために、「発泡酒」が「ビール」を押しのけるほどに人気者になってしまいました。中には、発泡酒を庶民の味方と捉える方もいらっしゃるようですが、私は違うと思います。安い=庶民の味方ということであれば、ビールの税率を低めに、発泡酒の税率を高くして、結果としてビールのほうが安く買える!という状況にすべきだと思います。じゃないと、悪酒が良酒を駆逐してしまうことになります。
まったく同じことが、日本酒にも言えます。混ぜ物のない、本当においしい純米酒などの日本酒は税率を押さえるべきで、醸造用アルコールなどの混ぜ物の多い「○山」とかは、もっと高くなるように政策的に工夫すべきだと思います。
園児とサツマイモの苗植え (2016.4.25)
この春から地元校下の自治振興会の役員になりました。要は昼間に時間の都合がつくということでご指名いただいたようなものですが、私も「営業活動可」を認めていただいたので、二つ返事で引き受けました。そこで、今日は近くの保育園のサツマイモの苗を植える手伝いに行ってきました。なぜかというと、校下の行事の時には、保育園の駐車場を借りるので、ということだそうです。行ってこいの関係ということでしょうか。場所は常願寺川の堤防のすぐ近くで、自宅からも近く、楽しかったです。
これまでも、町内会の役員や、校下の見廻りパトロールには参加してきましたが、意外にツテが広がるものです。
たとえば、私が住んでいる町内は富山地方鉄道で富山駅から10分、乗降客は電鉄富山駅についで第二位の「荏原」にありますが、戦前までは田んぼだった場所も今では住宅地となり、銀行やコンビニ、美容院、居酒屋など結構そろっています。また、信用金庫・地方銀行勤務者は現役・OBでだいたいすべて網羅できるほどです。新年会やお祭りのときなど、何気なく商売っぽい話もできてしまうところが、とても魅力的です。もちろん、一杯やりながら。